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■土崎港曳山(ひきやま)まつり<秋田県> -2006.7.20-

子供の頃から7月20・21日は、ワクワクする日でした。国の重要無形民俗文化財に指定されている土崎神明社の例祭「土崎神明社祭の曳山行事」、通称「港まつり」。
400年以上の歴史があるといい、港っこたちはこの2日間熱狂的に踊り、やまをひき、囃子を奏で、酒を飲みます。
道路には露天がたくさん出て、にぎやかになります。子供の頃はこれが楽しかったんですね!
曳山は下が木製の4輪の台車になっていて、木の車輪のきしむ音、潤滑油の独特のにおいが、まつりを実感させてくれます。
お囃子は数種類あって、その場その場にあったものが演奏されています。、初日は躍動感あふれる「寄せ太鼓」、日中はゆっくりとした調子の「湊ばやし」、最終日の戻りやま時には、物悲しい雰囲気をかもしだす「あいや節」。
土崎神明社祭の曳山行事の囃子は、「港ばやし」と呼ばれています。港ばやしがどのように生まれたのか、その経緯は定かではありませんが、関ケ原の戦いの後、秋田へ国替えされた佐竹義宣の前の城下町であった、現在の茨城県常陸太田市には、「天神囃子(てんじんばやし)」という「港ばやし」の曲の一部と非常に似ている囃子が伝えられており、佐竹氏と共に秋田に移り住んだ人たちの芸能文化と、秋田に、もともとあった芸能が結びついて現在の港ばやしが生まれたとも「土崎港曳山まつり実行委員会公式HP」には記載されています。
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ここが土崎神明社です。JR土崎駅のすぐ近くです。
20日午前10時頃から午後3時頃にかけては、各町内の曳山が奉納参拝の為に土崎神明社を訪れます。一度に各町内のやまを見たいときはこのタイミングです。 |
やまは、朝8時に町内を出発!いつもはこんなに早起きしないだろうという若者も、町内のゆかたを着てさっそうと出てきます。
日中は子供たちもやまを引っ張ります。また、町内ごとの「輪おどり」も次々と披露され、観客から拍手喝さい!
曳山行事に参加する町内会の名称は、主に旧町名が用いられています。土崎地区の旧町名の由来について一部公式HPから引用します。
菻町
(がつきまち) |
慶長年間(1596〜1615)に開かれた町であると伝えられる。菻とは、池や沼に繁茂するマコモのことで、湿地を開拓して生まれた町であると考えられる。 |
壱騎町
(いっきまち) |
町が開かれたはっきりとした年代は明らかではないが、町名は、安東氏の家臣で、「一騎当千」の武者が住んでいたと伝えられることに由来する。 |
愛宕町
(あたごまち) |
享保19年(1734)に開かれた町であり、町名は、愛宕神社に由来する。 |
御蔵町
(おくらまち) |
佐竹藩の米蔵を中心に生まれた町であり、町名も御米蔵に由来する。 |
幕洗川
(まくあらいかわ) |
土崎と寺内の境に位置する町。昔、川が流れ、坂上田村麻呂がその川で戦いで汚れた幕を洗ったという伝説を地名の由来とする。 |
将軍野
(しょうぐんの) |
現在も町名として用いられている。坂上田村麻呂将軍が陣をひいたとの伝承を地名の由来とする。 |
| 曳山です。その曳山正面が「剛」、裏面が「柔」からなり、剛の台の上に男岩、女岩一対の夫婦岩が作られ、夫婦岩の前には迫力満点の武者人形が飾り付けられています。戦場の場面が多いようです。 |
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今年も23町内からやまが出されました。それぞれ並々ならぬ「町内」の誇りを持っており、やまを引くメンバーは、老若男女ものすごい気合がみなぎっています。 |
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柔(裏面)は、お囃子方が乗るやぐらがあります。その上部にはおどけた人形を飾りつけ、その脇に、政治、経済、社会、文化を大胆な切り口で風刺した「見返し」が掲げられています。今年平成18年度の見返しコンクールの賞は、
最優秀賞 新町
「急」発信 株売買で 虎ファン怒(ど)!
優秀賞 相染町
大鳥居 千古の想い 揃う曳山
優秀賞 穀保町
イナバウアー かあちゃんまねして 整骨院 |
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21日の午後10時に、各町内のやまが一斉にそろいます。そこから町内へもどるのを「戻りやま」といって、まつりのクライマックスです。お酒も入っているし、これで最後だという気持ちの高揚で、かなり勢いのあるものになります。
各町内に帰るのは深夜1時頃。大音量のお囃子が、夏の夜に響いて、港っこの「もうまつりも終わりじゃ〜」という心の叫びが聞こえてきそうです。

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| 各家々の戸口には、町内の提灯がさがっています。左から愛宕町、幕洗川町、南幕洗川町のものです。 |
これは、土崎ジャスコの表玄関に設置されたやまです。土崎港曳山まつりは、別名「「カスベ祭り」と呼ばれることもあります。
曳山まつりになると、各家庭において必ずといっていいほど、魚の「えい」の乾物を煮込んだものを食べるんです。まつりが近くなると、ここジャスコなど各スーパーではかすべが売り場に並びます。
※土崎港曳山まつりのことは、地元土崎「最八商店」さんのHPにも詳しい内容・写真がいっぱい! |
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