みちのくふらり旅●お出かけ旅行が趣味のまめたんがおくるたび情報
■さとみ温泉VS秋田温泉プラザ<秋田県> -2008.冬- 

 
秋田市内の有名な温泉に「さとみ温泉」「秋田温泉プラザ」があります。両施設は隣り合わせに立っているという関係上、おそらくライバル的存在と言っていいと思います。2008年の冬、私たちは「日帰り温泉プラン」を利用し、両施設を体験してきました。「日帰り温泉プラン」は入浴と食事がセットになっているプランで手軽に利用できるということもあり、全国的に話題になっているものです。
 今回、同じような時期に同じような価格帯で二つの温泉に行ってきたので、いろいろな面で両施設を
10点満点の採点方式で比較してみました。


●HP閲覧●
 今は調べ物はなんでもインターネットでできる時代です。みなさんもそうだと思いますが、私も旅のことはほとんどネットを活用して宿の予約・交通機関の手配から、観光地情報を得たりルート検索をしています。当然今回の「日帰り温泉プラン」もネットを活用しての検索になりました。
 「秋田温泉プラザ」のHPではトップページに現在の日帰りプランと宿泊プランが表示されていて、とてもわかりやすかったです。ワンクリックで目的のページへたどり着くことができました。
 一方の「さとみ温泉」は、トップぺージがフラッシュ多様でイメージのみ。クリックして出るのは施設の案内ページで左側のメニューにも一目でわかるタイトルがないのです。「日帰り入浴施設」をいう項目を見つけ、ここかな?と思いクリックしてみると、施設の営業時間と料金などの情報で、該当しませんでした。
 次に「料理案内」をクリックしてみると、一番下に「期間限定・特選プラン」というバナーがあり、さらにここをクリックするとやっと日帰りプランが登場。目的のページにたどり着くまで何度もクリックしなければならないという、HP制作上悪しきページの作り方をしているなあ〜と感じました。しかも予約後にわかったことですが、HPで掲載されている他にも料金プランが存在していたのです。これはまずいですね!情報の探しやすさの点数は、

「さとみ温泉」→2点、「秋田温泉プラザ」→8点

 マイナス2点の要素は、食事の写真がすべて「写真はイメージです」とうたっていること。実際の食事の写真がぜひともほしいところです。そうでなければ客が不安になります。これがなければ満点でした。

●予約●
 さて、いよいよ電話による予約です。「秋田温泉プラザ」で電話応対をしてくれたのは男性。特別愛想がいいわけではありませんでしたが、特筆すべきは「苦手な食材がありますか?」と聞いてくれたことです。夫かずまるはピーマンなど好き嫌いが結構あるので、こういう心遣いは助かります。
 「さとみ温泉」の対応は女性。感じのいい応対をしてくれましたが、先ほど書いたように、HPには載っていないプランがあったので、電話でその内容と金額を確認しながらいちから話さなければならないという煩わしさがありました。なお「秋田温泉プラザ」からだけ前日に予約の確認の電話が入りました。

「さとみ温泉」→5点、「秋田温泉プラザ」→8点

 予約のスムーズさを考えるとこんな点数になると思います。

●温泉●
 さて、当日です。一番楽しみなのは温泉ですね。「さとみ温泉」はいわゆる立ち寄り湯・日帰り温泉客と、宿泊客用の温泉を完全に分離しています。日帰り客用には
「りらっくす」という大広間・レストランが併設されている別館(こちらも温泉はとっても広々しています)、宿泊客は本館の温泉というように、全く建物が別々になっているのです。そして私たち「日帰り温泉プラン」の客は宿泊客と同じ温泉が準備されているのです。これはものすごくうれしい!日中の利用なので混雑していなくて、広い温泉で伸び伸びと堪能できました。
 「秋田温泉プラザ」は、日帰り客と宿泊客、そして私たちのようなプランの客もみんな一緒なので、とても混んでいました。しかも温泉がちょっと狭い上に、洗い場の数も十分ではないので、窮屈な感じがします。私たちが訪れた日は、芋の子を洗うような状態で、ゆっくり温泉を味わうという気分にはなれませんでした(それだけ繁盛しているということなのでしょうが・・・)。

「さとみ温泉」→10点、「秋田温泉プラザ」→4点

 私たちの行った日が特別混雑していたのかは定かではありませんが、このぐらいの差はありました。


●部屋●
 うれしいことに「さとみ温泉は」貸し切り部屋で食事がいただけます。10:30から15:00まで部屋の利用が可能です。温泉を堪能しながら部屋で食事をし、温泉後もお茶を飲みながらゆっくりできるので貸し切り部屋はうれしい配慮ですね。
 「秋田温泉プラザ」も10:30から15:00まで部屋を貸してくれます。ですが、食事は1階の食事どころでいただくことになります。隣とは完全に仕切られた部屋でしたが、周りの声が聞こえ、落ち着いた雰囲気はありません。食事が終わったらまた部屋に戻るのですが、飲み食いするものがなにもないと、なんとなく手持無沙汰というか、物足りないというか・・・。時間を持て余してしまします。
 それと
エレベーターが見当たらなかったので、部屋に行くために階段を上り、お風呂に行くために階段を下り、部屋に戻るためにのぼり、食事をするためにおり、部屋に戻るためにのぼり・・・というように、足腰の弱い人にはかなりこたえると思いました。

「さとみ温泉」→9点、「秋田温泉プラザ」→6点

●料理●
 温泉と同じくらいに楽しみなのが料理です。「秋田温泉プラザ」はお食事どころでいただくのですが、ありきたりではない独創的な料理が印象的でした。見た目「これはいったい何?」と思うものが多く、楽しませてもらいました。「薩摩紅イモの黒糖レーズンバター」はアイディア勝ちです!
 また器にも凝っていて料理長さんと経営者の方の姿勢が感じられます。もちろん味もばっちりで、また行きたいなと思わせるには十分な内容でした。ドリンクもひとひねりしたものがあり(オリジナルカクテルなど)、とても楽しめました。写真を撮ってこなかったのを悔みます。
☆追記☆
 2009年2月、義母のお誕生会で秋田温泉プラザの日帰り温泉プランをまた利用しました。こんどこそ写真を撮ってきたのでご覧ください。今回も料理に工夫があってとっても楽しくおいしかったです。
配ぜんの若いお姉さんが初めから最後までお世話をしてくれます。料理は300レシピ揃っているんだそうです。カメラを置いているのを見て、すかさず「お撮りしましょうか?」と言葉をかけるなど、とても気配りができていて気持ち良く食事できました。
中央は外側がカボチャ、中はジューシーひき肉でおいしい!
左と中央の写真、スズキの焼き物でも義母用にあっさり、私たち用にこってり味付けと、心遣いに感激!

 「さとみ温泉」は部屋食はありがたいのですが、こちらは
典型的な宴会料理。お膳を見た瞬間がっかりしてしまいました。これが右の写真です。ソフトドリンクが一人一本付いてくるのはよかったんですが、あとは特筆すべきものはありません。




「さとみ温泉」→4点、「秋田温泉プラザ」→9点


 以上、項目ごとに点数を付けてきましたが、いかがだったでしょうか。両温泉とも温泉の質は変わりません。ぬるっとした肌にやさしい感触と女性向けのお湯。どちらも駐車場が十分確保されていて、従業員の対応もしっかりしています。

 
私の超個人的な評価では、温泉を楽しむなら「さとみ温泉」、食事も一緒に楽しむなら「秋田温泉プラザ」がお勧めです。

※このページは、あくまでも私の感想です。時期や季節によって、また人によって感じ方も違うと思いますのでその点ご了承ください。

●秋田市

■秋田温泉「さとみ
のご予約はこちらから↓




「秋田温泉プラザ」のご予約はこちらから↓



■中通温泉 「こまちの湯 ドーミーイン秋田」のご予約はこちらから↓



「コンフォートホテル秋田の」ご予約はこちらから↓



■ホテル「ルートイン秋田」のご予約はこちらから↓



「秋田ビューホテル」のご予約はこちらから↓


このページの上へ      トップページへ
inserted by FC2 system